友人の紹介で

中学からずっと親友の竜児というのがいる。
竜児はそこそこ身長が高くモテていた。そんな竜児に嫉妬をしたこともあった。
ヤツと会うときは連れている女がいつも違った。
特定の女の子と付き合うのが面倒だという。
オレもそんなこと言ってみてーよ、と思っていた。

ある日、いつもの如く違う女を連れている竜児に対して、「捨てた女、オレにくれね?w」と冗談交じりに言ってみた。
すると、あっさりOK。当然女の子がいる目の前でですよ?

10分くらい冗談話を続けたあと「じゃ、こいつ置いてくわ。好きに使ってくれ。」と言って竜児は去っていった。
彼女はキョトンとしていた。それも当然のことだ。急に置いて行かれて好きに使ってくれと言われたのだから。

その子に竜児と初めて会ったのはいつなんだ?と聞いてみると、「さっきだよ、ついさっき」と応える。
「いやぁ、ごめんね~アイツいつもあぁなんだよ」と笑いながら話し掛けた。
意外なことにその子と会話が盛り上がって行った。
喫茶店に入って1時間が経とうとしていたので、「そろそろ出ようか」と言って店を後にした。

その出会いがキッカケで今、その子と付き合ってます。
凄く性格もいいし、可愛いのに何でオレと会ったその日に捨てて行ったんだろう・・・。
不思議に思って竜児に電話で聞いてみた。
「いつもお前の前に女連れて行ってたろ?あれは面接みたいなもんなんだ。」そう言って竜児は電話を切った。

一瞬意味が分からなかったが、よくよく思い返してみると会うたびに「この子どうよ?」と聞いてくる意味がわかった。
余計なことしやがって・・・と思いながら彼女を抱き寄せた。

Bookmark the permalink.

Comments are closed.