出会いがないのは消極的だったせい

僕は学生時代には何人か付き合っていた子がいたんです。
就職するに当たって結局別れちゃったんですけどね。
それから新社会人になってからはサッパリ・・・。
職場に女性は何人かいるものの、結婚しているか彼氏持ち、或いは年齢的にあり得ないという人ばかりでした。

このままでは出会いがないまま歳を取っていくのかと思いました。
それは職場の上司がいい年して独身という人ばかりだからです。

ただ、女の子を紹介してくれそうな知り合いは心当たりがありません。
職場では部長が帰るまでは帰れないという不文律があったので、仕事が終わっても早く帰ることができず、時間を無駄に遣っていました。
就業時間ぴったりに仕事が終わり、ロスタイムが始まりました。
余りにも暇なので仕事をしているフリをしながら、出会い系コミュニティーに書き込みをすることにしたんです。
これなら毎日決まった時間に書き込みができるので日課にすることにしました。

もちろん本気ではありませんでした。ちょっとした遊び心だけだったんです。
それでも、コミュ内では書き込み数が多い方になっちゃってましたね。
そうなると、コミュメンバーの女の子から声が掛かるようになりました。
みんなに見えるような掲示板でのやりとりではなく、プライベートメッセージでのやりとりです。

やりとりを繰り返していると、だんだんと恋人のような雰囲気になってきました。
そこでもう一歩踏み込みたいと考えた僕は、「ちょっと会ってみない?」とメッセージを送ったのです。

そこからはトントン拍子でことが進んでいきました。
久しぶりのデート、手が震えました。久しぶりのエッチ・・・、気持ち良かった。

出会いがないと嘆いていたのは遠く昔のことに感じました。
ただ、一歩踏み込む勇気がなかっただけなんですよね。
その一歩を踏み外したところで奈落の底に落ちるわけでもないのに、何を怖がっていたんだろうと、今はそう思えるようになりました。

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